災害対応「蓄電池・発電機」
長期間の大規模停電への備え
近年、台風や大地震、雪害などによる大規模停電への対策として、蓄電池を備える自治体や企業が増えてきました。
災害が起きたとき、電気の復旧にはどのくらいの時間が必要でしょう。
1995年に発生した阪神淡路大震災では、関西電力管内の停電約260万戸のうち、9割以上が約3日で復旧しました。電気復旧完了とされたのは、
地震発生から6日後でした。
2011年に発生した東日本大震災では、地震の直撃を受けた東北電力管内で440万戸の停電が発生し、復旧率が5割に達したのが30時間後、
8割が復旧するまでに3日以上を要しました。
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最低でも3日間電力停止を想定した備えが必要
近い将来に発生するとされている大規模災害は、巨大台風、南海トラフ巨大地震、首都直下地震、富士山大噴火など多数あります。
地震発生直後、大規模災害には大規模停電が予想されており、その他予想される災害でも電気はおおかたの復旧に約4日、全面復旧までには
1週間~3週間程度必要であるとされています。
[高まる防災意識 停電への備えとして非常用電源の需要]
近年の大地震や津波、竜巻や突風などの災害をきっかけに企業や自治体などでは災害時の対策やマニュアルが見直されてきております。
また、一般家庭でも防災意識が高まっています。
非常食や携帯トイレをはじめとした防災グッズの種類は豊富になり、手軽に用意できるようになりました。
しかし、電気・水道・ガスといったライフラインの備えは万全でしょうか。
電気が復旧するまでの間に活躍するのが蓄電池・発電機といった非常用発電機です。
これまで非常用発電機というと、大規模オフィスビルや病院などが備える特別な設備と認識されていました。
しかし、東日本大震災や自然災害などの経験から今では、一般家庭や企業、自治体などでも非常用発電機を備える事が必要不可欠となっています。
これからの気候変動リスクに備えた、自然災害対策は万全ですか?